すまい給付金制度をご存知でしょうか?
すまい給付金制度は2014年4月に消費税率が5%から8%に引き上げられたことに伴うマイホーム購入者向けの現金給付策であり、最大30万円の給付を受けることが可能です。
消費税率が3%上がったことで、マイホーム物件費や諸費用が2000万円だったとすると、3%の税率アップで60万円もの消費税増税となってしまいます。
消費税の増税に伴い、住宅ローン減税の拡充も実施されていますが、住宅ローン減税は納めた所得税や住民税を還付する仕組みであり、納税額が少ない年収層にはメリットがなく、消費税増税がマイホーム購入時の負担増が直撃します。すまい給付金はこうした納税額が少ない(年収が一定以下)の層に向けたものとなります。
すまい給付金いくらもらえる?年収との関係は?
夫婦(妻は専業主婦)と中学生の子供の3人世帯の場合の目安として、下記の給付金がもらえます。
年収目安 | 給付基礎額 |
425万円以下 | 30万円 |
425万円から475万円以下 | 20万円 |
475万円から510万円以下 | 10万円 |
すまい給付金の条件は?
①2014年4月以降に引渡された住宅から、2021年12月までに引渡され入居が完了した住宅
②床面積50平米以上の住宅
③工事中の検査により品質が確認された次の住宅(いずれか1つ)
1.住宅瑕疵担保責任保険(建設業許可を有さないものが加入する住宅瑕疵担保責任任意保険を含む)へ加入した住宅
2.建設住宅性能表示を利用する住宅
3.住宅瑕疵担保責任保険法人により保険と同等の検査が実施された住宅
いずれの検査も、原則として施工中に検査を行うものであるため、着工前に申し込みが必要
すまい給付金 中古住宅に仕える?
すまい給付金は中古住宅の購入時にも利用可能です。ただし、以下の条件がありますので注意が必要です。
①売主が宅地建物取引業者である中古住宅
個人間売買の中古住宅は対象外
②住宅ローンを利用する場合、既存住宅売買瑕疵保険への加入など、売買時に検査を受けている中古住宅が対象
③住宅ローンの利用がない場合、年齢が50才以上の者が取得する中古住宅に限る
すまい給付金 いつもらえる?
すまい給付金は入居後に申請を行う必要があり、申請誤1.5カ月~2カ月程度で振込みがされます。