住宅ローンの借り換えを銀行の窓口で相談する夫婦のイメージ

りそな銀行がネット銀行の住宅ローンに対抗して提供しているのがWEB申込限定の住宅ローン「りそな借りかえローン」です。日本銀行の利上げを受けて住宅ローンが金利上昇局面に入った現在、メガバンクもネット銀行も変動金利を相次いで見直しており、「どこが一番安いか」の順位は以前と入れ替わっています。

この特集ページでは、りそな借りかえローンの強みと弱みを、2026年7月時点の公式情報にもとづいて中立的に整理します。※金利・条件は毎月見直されます。最新情報は必ず各金融機関の公式サイトでご確認ください。

0.まず結論:2026年7月時点のりそな借りかえローンの位置づけ

2026年7月時点で、りそな銀行の借り換え金利(最優遇)は変動 年0.950%10年固定 年3.615%20年固定 年4.995%です。変動金利はネット銀行と互角の水準まで戻っており、「大手行だから金利が高い」という前提はもう当てはまりません。主要行の借り換え変動金利と並べると次のとおりです。

金融機関借り換え・変動金利(最優遇)特徴
住信SBIネット銀行(WEB申込コース)0.950%通期引下げプラン。事務手数料は借入金額の2.20%(税込)
りそな銀行0.950%融資手数料型。保証料はりそな銀行が負担。店舗相談が可能
SBI新生銀行0.990%SBIハイパー預金の優遇適用時(自己資金10%以上の優遇適用時は1.080%)。保証料0円・一般団信0円
三菱UFJ銀行0.995%ネット専用・最優遇
みずほ銀行1.025%ネット専用・最大引下げ
イオン銀行1.130%金利プラン
auじぶん銀行1.179%がん・4疾病50%保障団信が上乗せ0%
PayPay銀行1.330%全期間引下型
ソニー銀行1.347%変動セレクト住宅ローン

※2026年7月1日時点の各行公式サイト掲載金利(審査結果により適用金利は変わります)。金利水準が近い今、差がつくのは「団信」と「諸費用」です。

1.借りかえ限定・WEB申込限定の低金利!

risonyan

住宅ローンを選ぶ時に重要になるのは金利です。りそな借りかえローンは、「WEB申込限定」「借り換え限定」で独自の金利設定を提供している点が特徴です。変動金利(金利プラン)は基準金利から最大で年2.175%引き下げられ、2026年7月の適用金利は年0.950%となっています(りそな銀行公式・2026年7月時点)。

ただし注意したいのは、引下げ幅の大きさと「実際に適用される金利の低さ」は別物だという点です。基準金利が銀行ごとに違うため、「◯%引き下げ」という表現だけで比較すると判断を誤ります。必ず「引き下げ後の適用金利」で横並び比較してください。

2.保証料はりそな銀行が負担・一部繰上返済手数料無料

りそな銀行をはじめとして大手銀行・地方銀行などの住宅ローンは一般的に保証料が必要となります。

保証料とは住宅ローン債務者が住宅ローンの返済ができなくなってしまった際に、保証会社に代わりに返済してもらうための保証契約費のことです(住宅ローン債務者は、返済先が金融機関から保証会社に変更されるだけですので、住宅ローンの債務は継続します)。

ネット銀行などが先駆けて保証料無料の住宅ローンを提供しはじめて人気を集めたわけですが、りそな銀行のWEB申込限定のりそな借りかえローン(融資手数料型)は保証料をりそな銀行が負担することになっているので、実質的には保証料がかかりません(別途、融資手数料として借入金額の2.20%(税込)の支払いが必要です)。

インターネットから手数料無料で一部繰上返済も可能です。インターネット銀行が先駆けた商品性をしっかりとキャッチアップし、それに低金利の魅力を付加した住宅ローンがりそな借りかえローンの特徴の1つと言えるでしょう。

「保証料無料」の住宅ローンは大きく2つに大別できます。1つは「保証会社を利用しない住宅ローン」、もう1つは「保証会社を利用しているが保証料を銀行が負担する」です。保証会社を利用しない住宅ローンとしてはSBI新生銀行などが該当します。りそな銀行の住宅ローンは後者(保証会社を利用し保証料をりそな銀行が負担する)のタイプです。いずれの型でも「保証料0円」でも融資手数料(借入金額×2.20%・税込)はかかるため、諸費用の総額で比べることが大切です。

3.りそな銀行独自の団信革命

住宅ローンの借り換え先を検討している人であれば、1度は住宅ローンを借りたことがあると思いますので、団体信用生命保険(団信)についてはご存知かと思いますが、りそな銀行の住宅ローンを特徴づける1つのサービスが、りそな銀行独自の団信「団信革命(特定状態保障特約付団信)」です。

りそな銀行の団信革命は、死亡・高度障害状態はもちろん、3大疾病(所定のがん、急性心筋梗塞・脳卒中による所定の状態)、さらに病気やケガによる所定の身体障害状態や所定の要介護状態になった場合にも住宅ローン残高が0円になる、幅広くリスクに備えられる団信です(りそな銀行公式・2026年7月時点)。

近年は医療の進歩により「生存リスク」という言葉が登場するなど、「がん」にかかった場合の死亡率も低下しています。つまり、がんと診断されたからと言って、それが必ずしも死に繋がるわけではないということです。一方で、「がん」にかかった後に、病気になる前と同じ待遇・給与で仕事を続けるのは簡単ではありません

通常の団信の場合、死亡時は住宅ローンの残高がゼロになりますが、生存した場合(まして職場復帰できた場合)は、住宅ローンの残高はそのままです。収入が減っているにも関わらず支払いはそのまま残る——そのリスクを幅広くカバーできるのが団信革命です。

ただし、団信革命は年0.300%の金利上乗せが必要です(りそな銀行公式)。上乗せ後の金利水準を考えると、決して安価とは言えません。そこまでのコストをかけずに疾病保障を得たい場合は、上乗せ0%で疾病保障が付く住宅ローン——たとえばauじぶん銀行の「がん・4疾病50%保障団信+全疾病長期入院保障+月次返済保障」(借入時年齢が満50歳未満)や、ソニー銀行の「がん団信50」(上乗せなし)——を比較検討するとよいでしょう。住信SBIネット銀行の「スゴ団信」も、年齢等の条件を満たせば上乗せ0%で全疾病保障が付帯します(詳細な条件は公式サイトでご確認ください)。

団信の考え方りそな銀行「団信革命」上乗せ0%タイプ(auじぶん銀行など)
保障の広さ3大疾病+所定の身体障害状態・要介護状態まで幅広くカバー。該当すれば残高0円がん診断で残高50%、長期入院で残高0円など(商品により差)
コスト年0.300%の上乗せ上乗せ0%(年齢条件あり)
向いている人多少の金利負担より「万一のときに残高0円」を確実に取りたい人金利を最優先しつつ、最低限の疾病保障は確保したい人

りそな銀行では、健康上の理由で一般団信の審査に通らない場合に検討できるワイド団信も取り扱っています。「持病がある」「健康状態に不安がある」という理由で団信の審査に通らず借り換えを諦めていた方にとって、有力な選択肢になります。ワイド団信は金利の上乗せが必要です(りそな銀行は年0.300%程度・加入時年齢等の条件により異なります)。上乗せ幅は金融機関で差があるため(例:ソニー銀行は年0.200%)、必ず各行公式でご確認ください。

4.WEB申込後りそなローンプラザで相談も可能

忙しい私たちにとって、来店不要でWEBで完結できる住宅ローンは非常にありがたいものですが、審査書類の準備や不明な点があったときに、解決までに時間がかかるケースが少なくありません。全国に店舗網を持つりそな銀行なら、WEB申込のあとに店舗(りそなローンプラザ)で相談できます。インターネット専業銀行にはない安心感と言えるでしょう。

住宅ローンの借り換えを行ったあとも相談できる店舗が多くあるというのも安心ポイントの1つです。もちろん、Webサイト上で契約まで完結する「りそな住宅ローン電子契約サービス」もあるので、自宅にいながら契約まで進めることもできます(電子契約なら印紙税も不要です)。

5.固定金利特約期間の設定時の手数料が無料

もう1つ、WEB申込限定のりそな借りかえローンで覚えておいてほしいサービスがあります。変動金利で借り入れたのち、「金利が上昇しそうだ」「ここで金利を固定しておきたい」と思ったときに、手数料無料で固定金利に金利タイプを変更できるという点です。

金利タイプの変更自体は多くの住宅ローンで可能ですが、手数料がかかるケースが大半です(数千円程度の手数料を設定している金融機関もあります)。金利上昇局面では「途中で固定に切り替える」選択肢の価値が上がっているため、この無料という条件は以前より重みを増しています。ただし、切り替え時点の固定金利が適用される点(2026年7月時点で固定金利は変動金利より高い水準)には注意してください。

6.第三者評価(2019年 日経・銀行リテール力調査で2位)

りそな銀行は、日本経済新聞が実施した「銀行リテール力調査」の2019年版で2位と評価されたことがあります(1位は同じりそなホールディングス傘下の埼玉りそな銀行)。「リテール力」とは個人向けの銀行サービスの充実度であり、りそなグループが個人向けサービスに力を入れてきたことの表れと言えます。

これは2019年時点の調査結果です。最新の調査では順位が変わっている可能性があります。住宅ローンは10年・20年と付き合う商品ですから、金利・団信・諸費用という定量的な条件に加えて、店舗網や相談体制など「借りたあとの使い勝手」も含めて判断するとよいでしょう。

りそな借りかえローンのメリット・デメリット(まとめ)

観点評価ポイント
金利借り換え変動 年0.950%(2026年7月)=ネット銀行最安帯と同水準
諸費用保証料は銀行負担だが、融資手数料は借入金額×2.20%(税込)=借入3,000万円で66万円
団信団信革命は保障が広いが年0.300%の上乗せ。上乗せ0%で疾病保障が付く他行と比較を
手続きWEB完結+店舗相談の両対応。電子契約で印紙税不要。金利タイプ変更手数料が無料

よくある質問(りそな借りかえローン)

Q. 「基準金利から最大2.175%引き下げ」は他行と比べて大きいのですか?
A. 引下げ幅は基準金利の水準とセットでしか意味を持ちません。比較すべきは引き下げ後の適用金利です。2026年7月時点のりそなの借り換え変動金利は年0.950%で、ネット銀行の最安帯と同水準です。

Q. 保証料が0円なら諸費用は安いのですか?
A. りそな銀行は保証料を銀行が負担する代わりに、融資手数料が借入金額×2.20%(税込)かかります。借入3,000万円なら66万円です。定額型の事務手数料(ソニー銀行「住宅ローン」=44,000円・税込)と比べると差は大きく、「保証料0円=諸費用が安い」ではありません。

Q. 団信革命は付けるべきですか?
A. 年0.300%の上乗せは、借入3,000万円・35年なら総返済額でおよそ150万円規模の負担増になります。「保障の広さ」と「上乗せコスト」を天秤にかけるほかありません。上乗せ0%で一定の疾病保障が付く住宅ローンもあるため、保障内容を並べて比べてから判断してください。

Q. いまの金利で借り換えるメリットはありますか?
A. 判断材料は「現在の契約の適用金利・優遇幅」と「借り換え先の条件」の差です。数年前に優遇幅の小さい条件で借りた人は、いまの最優遇金利との差が残っている可能性があります。諸費用(数十万円規模)を含めた総支払額で比較してください。

7.りそな借りかえ住宅ローン(借り換え)の金利推移

下記はりそな借りかえローンの2017年1月〜2023年9月の金利推移(当時の記録)です。その後、日銀の政策転換により金利水準は大きく変わっています(2026年7月の借り換え変動金利は年0.950%)。あくまで過去の推移としてご覧いただき、現在の適用金利は必ず公式サイトでご確認ください。

※りそな銀行の最優遇金利を掲載

  変動金利(全期間型) 10年固定金利(当初型)
2023年9月 0.370% 1.515%
2023年8月 0.370% 1.485%
2023年7月 0.370% 1.435%
2023年6月 0.370% 1.325%
2023年5月 0.370% 1.395%
2023年4月 0.370% 1.335%
2023年3月 0.430% 1.225%
2023年2月 0.430% 1.185%
2023年1月 0.430% 1.125%
2022年12月 0.430% 1.025%
2022年11月 0.430% 1.025%
2022年10月 0.430% 0.995%
2022年9月 0.370% 0.845%
2022年8月 0.370% 0.895%
2022年7月 0.370% 0.995%
2022年6月 0.370% 0.945%
2022年5月 0.370% 0.945%
2022年4月 0.370% 0.795%
2022年3月 0.370% 0.795%
2022年2月 0.370% 0.695%
2022年1月 0.370% 0.645%
2021年12月 0.430% 0.645%
2021年11月 0.430% 0.645%
2021年10月 0.430% 0.430%
2021年9月 0.430% 0.595%
2021年8月 0.430% 0.595%
2021年7月 0.430% 0.595%
2021年6月 0.430% 0.645%
2021年5月 0.430% 0.645%
2021年4月 0.429% 0.695%
2021年3月 0.429% 0.645%
2021年2月 0.429% 0.595%
2021年1月 0.429% 0.595%
2020年12月 0.429% 0.595%
2020年11月 0.429% 0.595%
2020年10月 0.429% 0.645%
2020年9月 0.429% 0.645%
2020年8月 0.429% 0.645%
2020年7月 0.429% 0.645%
2020年6月 0.429% 0.645%
2020年5月 0.429% 0.645%
2020年4月 0.429% 0.645%
2020年3月 0.429% 0.600%
2020年2月 0.429% 0.650%
2020年1月 0.429% 0.700%
2019年12月 0.429% 0.65%
2019年11月 0.429% 0.60%
2019年10月 0.429% 0.60%
2019年9月 0.429% 0.55%
2019年8月 0.429% 0.60%
2019年7月 0.429% 0.60%
2019年6月 0.429% 0.65%
2019年5月 0.429% 0.65%
2019年4月 0.429% 0.60%
2019年3月 0.429% 0.60%
2019年2月 0.429% 0.65%
2019年1月 0.429% 0.70%
2018年12月 0.429% 0.75%
2018年11月 0.429% 0.75%
2018年10月 0.429% 0.75%
2018年9月 0.429% 0.75%
2018年8月 0.429% 0.75%
2018年7月 0.429% 0.70%
2018年6月 0.429% 0.70%
2018年5月 0.429% 0.70%
2018年4月 0.44% 0.70%
2018年3月 0.44% 0.70%
2018年2月 0.44% 0.70%
2018年1月 0.44% 0.65%
2017年12月 0.44% 0.65%
2017年11月 0.44% 0.65%
2017年10月 0.44% 0.65%
2017年9月 0.44% 0.65%
2017年8月 0.44% 0.70%
2017年7月 0.497% 0.65%
2017年6月 0.497% 0.65%
2017年5月 0.497% 0.60%
2017年4月 0.497% 0.55%
2017年3月 0.569% 0.55%
2017年2月 0.569% 0.50%
2017年1月 0.569% 0.50%

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