(2025年5月1日更新)

今、借り換えユーザーが選ぶ住宅ローンとは?

初めて住宅ローンを組む方と比較して、借り換えを検討している方は、変動金利よりも固定金利を選ぶ傾向があると言われています。では、なぜ借り換えユーザーは固定金利を選びやすいのでしょうか?主な理由として以下の3点が挙げられます。

 

 1.住宅購入時に比べてローン残高が減っており、金利差による総返済額への影響が小さいため、金利の固定化を重視している

 2.これまでの返済経験から、毎月の返済額や金利が変わらない安心感の重要性を理解している(変動リスクを避けたい)

 3.不動産会社の営業トークに左右されず、自分で返済計画をじっくり考える時間と知識がある(金利上昇への備えを意識している)

これから借り換えをする方におすすめの住宅ローン

では、これから借り換えを検討する方は、どのような金利タイプを選ぶのが良いのでしょうか?

考え方は人それぞれですが、バランスの取れた「10年固定金利」や、日銀のマイナス金利政策の影響で「金利上昇の可能性が当面低い」と予想される「変動金利」のいずれかを選択するのがおすすめです。

変動金利は金融機関間の競争により、過去最低水準にまで金利が下がっています。10年固定金利は、固定期間終了後に金利が上がるリスクがありますが、その頃には借入残高も減っているため、十分に対応できるケースが多いでしょう。さらに、固定期間中に積極的に繰上返済を進めておくことも重要であり、繰上返済のしやすさや手数料の有無は、住宅ローン選びで注目すべきポイントです。変動金利を選ぶ場合も、低金利のメリットを最大限活かすため、繰上返済の活用を心がけましょう。

なお、「全期間固定金利型」の住宅ローンを否定するものではありません。特にフラット35は、過去最低レベルの金利が続いており、全期間金利を固定できるローンとして借り換える方が増えています。長期固定で安心感を得たい方には、フラット35も有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

借り換えユーザにおすすめの住宅ローン ランキング(2025年5月)

借り換えにおすすめの住宅ローンランキング2位 SBI新生銀行 住宅ローン

SBI新生銀行の住宅ローンは、「保証料」、「一部繰上返済手数料」、「団体信用保険料」が無料です。電子契約にも対応し、来店不要・ネット完結で手続きを進めることができます。

また、SBI新生銀行の住宅ローンは他の銀行には無い独自サービスが豊富な点も見逃せません。借り換えにかかる費用を抑えたい人、とにかく低金利の住宅ローンの借り換えたい人のどちらの期待にも応えているSBI新生銀行の住宅ローンは、借り換えを検討している人にとって非常に魅力的であり、検討対象の1つには加えるべき住宅ローンと言えるでしょう。

金利 年0.680%
保証料 無料
一部繰上返済手数料 無料(インターネットで1円から無料)
団体信用生命保険料 無料
事務手数料

定率型:借入金額の2.2%(税込)

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借り換えにおすすめの住宅ローンランキング1位
ソニー銀行 住宅ローン

インターネット専業銀行であるソニー銀行が提供する住宅ローン。ソニー銀行の住宅ローンが借り換えユーザに選ばれている理由は、「がん50%保障が無料」「保証料無料」、「団信生命保険料無料」、「一部繰上返済手数料無料」「事務手数料が安い」があげられるでしょう。

さらに2018年8月からauじぶん銀行と同様に”がんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になる特約が無料で付帯”するようになり、その魅力がさらに高まりました。

また、「変動金利から固定金利」への金利変更の手数料無料も住宅ローン経験者だからこそ、その魅力が理解できる、借り換えユーザの立場に立った非常にサービス性の高い住宅ローンです。今月も引き続き低い金利を提示しています。

ソニー銀行では、金利タイプも金利を低く抑える代わりに、借り入れ時の手数料が高い「変動セレクト住宅ローン」「固定セレクト」と事務手数料が44,000円(税込)と借り入れ時の初期費用を抑える住宅ローンのタイプを用意しています。その金利の低さや利便性の高さから検討対象に加えるべき住宅ローンであることは間違いありません。

金利

変動金利:年0.897%(変動セレクト住宅ローン・借り換え)
固定金利:10年固定 年1.637%(固定セレクト住宅ローン)

※2023年11月1日からのお借り入れ分について、新規購入での物件の購入価格を超えてお借り入れの場合は、金利が年0.05%上乗せになります

保証料 無料
一部繰上返済手数料 無料(24時間インターネット)
団体信用生命保険料 無料
事務手数料

変動セレクト住宅ローン:融資金額の2.20%(税込)
固定セレクト住宅ローン:融資金額の2.20%(税込)

※変動セレクト住宅ローン・固定セレクト住宅ローンの事務手数料は融資金額に組み入れて住宅ローン金利で借り入れ可能

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第3位 SBIマネープラザ(住宅ローン(対面))

SBIマネープラザで申込できる住宅ローン(対面)は住信SBIネット銀行が提供する住宅ローンです。ネット銀行の住宅ローンを店舗で申し込めるということで、低金利の住宅ローンが良いが、店舗で相談もしたい、という人に大変おすすめできる住宅ローンです。

変動金利~長期固定金利まで非常に魅力的な水準の低金利を常に提供し、「保証料」、「団体信用生命保険料」、「全疾病保障無料」、「一部繰上返済手数料無料」という金利面以外でも利便性の高い住宅ローンを提供しています。全疾病保障無料はいまだに他行の追随を許さず住信SBIネット銀行ならではサービスです。しかも金利タイプによってはネット専用住宅ローンよりも低い金利が提示されることもあります。(ただし、ネット専用住宅ローンと異なり、住宅ローンの審査結果で金利が年0.1%~年0.75%上乗せされて提示される可能性がある)

かんたんにWEBから来店予約もできますし、相談は無料です。住信SBIネット銀行の住宅ローンについて一度しっかりと話を聞いてみたいと思ってる人は買い物がてら相談してみると良いでしょう。

金利

変動金利:年0.698%(借り換え時・通期引下げプラン)

※ 審査結果によっては、金利に年0.1%~年0.55%上乗せとなる場合があります。借入期間を35年超でお借り入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。

保証料 無料
一部繰上返済手数料

無料

団体信用生命保険料

無料

全疾病病保障が無料で付帯。実行時の年齢が40歳未満の方は更に50%の三大疾病保障が無料付帯

事務手数料 定率型:融資金額の2.20%(税込)
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第4位
アルヒ フラット35

フラット35をベースとして豊富なラインナップを提供しています。例えば、購入価格の頭金(自己資金)を2割用意すると金利が優遇されるARUHIスーパーフラットを筆頭に、フラット35Sやつなぎ融資にも対応しています。 充実した店舗網と安心の実績を兼ね備えてアルヒのフラット35。WEBから来店予約して相談することも可能ですので、借り換えに迷っているようでしたら一度来店予約して住宅ローンのプロに相談してみるのも良いでしょう。

金利

固定金利:20年 年1.430%、35年 年1.820%

保証料 不要
一部繰上返済手数料 無料
団体信用生命保険料 原則として必要(不要の場合には年利換算で年0.2%引き下げ)
事務手数料

借入金額の1.10%(税込)※ARUHIダイレクトを利用した申込・契約時

※ARUHI スーパーフラットお申し込みの場合は「借入金額×2.20%(税込)」  ※最低事務手数料220,000円(税込)

アルヒ フラット35
第5位 イオン銀行 住宅ローン

総合スーパーマーケット「イオン」のグループ企業であるイオン銀行。イオンの敷地内に銀行店舗を持ちイオンに訪れる顧客へ銀行サービスを提供しています。住宅ローンに積極的に取り組みはじめてからまだ数年ですが、すでに残高は約5,000億円を超え,その人気に高さがわかります。

また、近年は低金利を提供し、メガバンクや大手銀行はもちろんインターネット専業銀行よりも低い金利を打ち出しています。金利タイプも金利を低く抑える代わりに、借り入れ時の手数料を借り入れ金額に応じて支払う「定率型 2.20%(税込)と、一律で110,000円(税込)に抑えられる「定額型」の2種類を用意しています。もちろん、「保証料」、「団体信用生命保険料」は無料です。インターネットから一部繰上返済手数料が無料で行えますし非常に魅力的な住宅ローンです。

加えて、イオン銀行ならではの「住宅ローン契約者であればイオンでの買い物がいつでも5%OFF」という、イオンが近くにある人にとっては非常に魅力的なサービスが付帯してきますので、イオンが近くにある人にとって間違いなく検討に入れるべき住宅ローンでしょう。

金利

変動金利:年0.780%(借り換え専用金利)

保証料 無料
一部繰上返済手数料

無料(イオン銀行店舗で50万円~、インターネットで1万円)

団体信用生命保険料 無料
事務手数料 定率型:融資金額の2.20%(税込)
定額型:110,000円(税込)
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第6位 その他メガバンクなどの住宅ローン

三菱UFJ銀行、地方銀行などの大手銀行の住宅ローンの最大の特徴は、なんと言ってもその安心感でしょう。インターネット専業銀行などに追随する形で金利の引き下げやインターネット一部繰上返済手数料の無料などを提供しはじめています。一般的に「団体信用生命保険料」は無料ですが、「保証料」は数十万円必要で、「保証会社」への手数料も必要になります。また、借り換えの場合、その保証料の高さ(新規借り入れした場合と比較すると金利が若干高くなることがある)点と、変動金利は低く設定しつつありますが、固定金利はまだ比較的金利が高いという点には注意が必要です。残りの返済期間住宅ローンを借りる際に安心感を重視したい人にとってメガバンクなどの大手銀行の安心感は魅力です。最近はインターネットでの商品にも力を入れ始めていますね。

金利 変動金利:0.525%~(金利優遇条件あり) 固定金利:10年固定 1.400%前後~(金利優遇条件あり。銀行によって異なります)
保証料 数十万円
※金利に上乗せする場合(内枠方式)は、年0.2%の上乗せ
一部繰上返済手数料 無料(インターネットの場合)
団体信用生命保険料 無料
事務手数料 数万円程度
※保証会社へ支払う手数料

総評

これまで日本では、長く超低金利時代が続いてきました。しかし、2022年以降は長期金利の上昇傾向が見られ、住宅ローンの借り換えにとってはかつてほど有利なタイミングとは言いづらくなっています。それでも、借り換えを検討すべき方は少なくないでしょう。

今月のランキング第1位は、auじぶん銀行の住宅ローンです。

SBI新生銀行の住宅ローンも非常に健闘しており、両者ともに諸費用の安さは群を抜いています。住宅ローンの金利を長期間固定したい方には、最低水準の固定金利を提示しているARUHIのフラット35がおすすめです。

さらに、初期費用をなるべく抑えたい方にとっては、ソニー銀行の住宅ローンも有力な選択肢です。ソニー銀行では、変動金利の低さを追求した「変動セレクト住宅ローン」と、初期費用の軽減に配慮したローン商品を提供しており、借り換えを検討している方のニーズにしっかり応えています。

各金融機関ともに低金利を打ち出していますが、その中でも魅力的な金利やサービスを提供する住宅ローンを見極め、ご自身に最適な商品を選んでいただきたいと思います。

住宅ローンの借り換えは、タイミングを見誤ると大きなチャンスを逃してしまうこともあります。特に現在は金利が上昇傾向にある過渡期にあたりますので、まずは早めに申し込みを行い、審査に通るかどうかを確認した上で最適なタイミングを見極めることが大切です。借り換え先に迷っている方にとって、このランキングが少しでも参考になれば幸いです。

※本ランキングおよび情報は当サイト独自の調査によるものです。内容の正確性には十分配慮しておりますが、詳細については必ず各金融機関の公式サイトにてご確認ください。

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