今、日本の住宅ローン金利、特に変動金利は歴史的にも最も低い水準で推移しています。特に目立つのはネット銀行のauじぶん銀行・住信SBIネット銀行・PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)・楽天銀行の4強です。

住宅ローンは実は複雑な商品で、数多くの金融機関が提供しています。どれを選べばよいのかよくわからない。そんな人たちは非常に多くいらっしゃると思います。この特集ページでは、人によって考え方や付き合い方が違う住宅ローンをタイプ別にまとめてみたいと思います。日本国内に住宅ローンを提供している金融機関は数多く存在しますので絞り込むのも大変だと思います。住宅ローン選びの最大のポイントが金利であることに変わりはありませんので、まずは金利の低い住宅ローンで絞り込みを行い、そのうえでご自身にあった住宅ローンに絞り込んでいくと良いでしょう。

1.タイプ別のおすすめ住宅ローンとは?

住宅ローンを検討されている方は千差万別です。例えば「新規マイホーム購入」と「契約済み住宅ローンの借り換え」などがわかりやすい例です。それ以外にも「契約までに時間がない」であったり、「頭金の用意が難しい(または家具などの他の用途で使いたい)」、「クレジットカードや携帯電話の支払いをうっかり遅延させてしまったことがある」など、住宅ローンを検討している人はそれぞれ事情を抱えています。

また、特にご自身については悩みや事情が無くても、「これから金利が上昇するかもしれない」、「しばらくの間は金利は上昇しない」、「そもそも金利が上昇するとか上昇しないとかよくわからない。考えるのも面倒だ。」など、いわゆる「考え方」も違うものです。

個人の事情や考え方によって、おすすめしたい住宅ローンは変わってきます。その全てのケースを網羅することはできませんが、代表的なタイプに合わせて、おすすめしたい住宅ローンを整理してみたいと思います。もちろん、「しっかりとした理由もなく当サイトが勝手におすすめしている」とならないように出来るだけ客観的なデータや数字にもとづいて住宅ローンをおすすめしたいと思います。

タイプ① 難しいことは考えたくない。理屈はいらないから返済金額をとにかく少くしたい人におすすめの住宅ローン

そんな人におすすめの住宅ローンは「変動金利」の住宅ローンです。「変動金利には金利上昇のリスクがあり・・・・」という説明はあえてここではしません。返済金額を少なくするには金利の低い住宅ローンを選ぶのが一番わかりやすい選択です。そんなタイプの人におすすめの住宅ローンは・・・・

今月の注目は、ネット銀行のauじぶん銀行の住宅ローンの特徴もなんと言っても変動金利タイプの金利の低さです。

タイプ② そんなに計画的に住宅ローンの借り入れ(借り換え)できなかった。頭金や借り換え費用なんて用意していない人におすすめの住宅ローン

ソニー銀行の住宅ローン。ソニー銀行の住宅ローンは諸費用の大半を占めがちな住宅ローンの事務手数料がわずか44,000円(税込)です。その代わり、表面上の金利がやや高く見えるのですが、4000万円のマンションや戸建てを購入しようとした場合、一般的な住宅ローンでは80万円相当(消費税非課税)の事務手数料や保証料がかかります。4,4000円(税込)と80万円。全然違いますね。

また、例えば、金利が低いのは知っている。できれば借り換えたい。でも、住宅ローンを借り換える為に必要なお金がない(使いたくない)という人にとってもソニー銀行の住宅ローンはぴったりの住宅ローンと言えます。

ソニー銀行より手数料は多少高いですが、SBI新生銀行の住宅ローンも借り入れ時・借り換え時の初期費用を抑えたい人に適した住宅ローンです。事務手数料は最安値で55,000円(税込)。希望があれば介護保障などのサービスや育児・家事などのサービスの利用券のオプションを付帯することができます。

タイプ③ 借りた後は住宅ローンの事は忘れたい。家賃みたいに毎月同じ金額を引き落として欲しい人におすすめの住宅ローン

そんな人におすすめの住宅ローンは固定金利(超長期固定金利)の住宅ローンです。固定金利の住宅ローンと言えば、フラット35。フラット35取扱金融機関の中でもおすすめの金融機関は楽天銀行です。フラット35の中でも最も低金利で毎月提供していますし、それ以外に付帯しているサービスも魅力的です。

 タイプ④ 失敗した・・・。まさかクレジットカード(など)の返済履歴が住宅ローンの審査に影響あるなんて、という人におすすめの住宅ローン

正々堂々とおすすめできる住宅ローンはコレ、と宣言するのが難しいのですが、一般の住宅ローンと異なり国策として提供されている側面もある住宅ローンであるフラット35はぜひ一度申し込んでいただきたい住宅ローンです。住宅ローンの審査は各金融機関で異なりますが、各種ローンは支払いの延滞履歴があると致命的で審査が通らないことが一般的です。

また、金融機関を管理している金融庁のサイトなどを見ると、審査を落とした場合はできるだけ審査落ちの理由を開示するように指導していますが、明確に審査基準を教えてもらうことはできません。当サイトも各社の審査基準を把握しているわけではありませんが、民間の住宅ローンの審査に落ちた人がフラット35の審査は通ったという話を耳にする機会が多いのは事実です。

タイプ⑤ 契約まで時間がない!1か月とか2か月待っているわけにはいかない人におすすめの住宅ローン

auじぶん銀行の住宅ローンは「郵送」の手間を無くし、全ての書類をパソコンなどからアップロードすることで申込みができてしまう最先端の住宅ローンです。ネット銀行ならでは低金利とネット銀行の弱点(郵送の手間がかかる)を補っている点で、このタイプの人におすすめしたい住宅ローンの1つ目として紹介させていただきます。

 タイプ⑥ 過去に大病を患った経験あり。でも今は元気で職場復帰も果たせたし、そろそろマイホームを持ちたい人におすすめの住宅ローン

過去・現在の健康状態に不安がある。過去に大病を患ったことがある場合、住宅ローンの契約の必須条件である団体信用生命保険の審査に落ちてしまうことがあります。そんな人の為に用意されているのがワイド団信と呼ばれる団信です。団信とは生命保険だと思っていただければよいのですが、例えば、一般の生命保険も年齢が高くなったりすると保険料があがるように、ワイド団信も費用負担があります。

一般にワイド団信を申し込む場合、金利に0.3%の上乗せがありますが、ソニー銀行の住宅ローンの場合、0.2%の上乗せでワイド団信が提供されています。0.1%の差は非常に大きいのは言うまでもありませんね。という事で、過去・現在の健康状態に不安を抱えている人におすすめしたい住宅ローンとしてソニー銀行の住宅ローンを紹介させていただきます。

 タイプ⑦ 私は家族の大黒柱。小さい子供もいる。何かあった時の保証を手厚くしておきたい。家族を安心させる必要がある、という人におすすめの住宅ローン

縁起が悪い話なので書きにくいですが、死には至らなかったものの、重度の障害が残り、職場復帰が難しくなってしまった時のことを考えてみましょう。通常の団信では、住宅ローンの残債はゼロにはなりませんので、職場復帰できないのも関わらず、住宅ローンの返済を続けなければなりません。

auじぶん銀行の住宅ローンにはがん50%保障という魅力的なサービスが付帯しています。”がんと診断されたら”住宅ローンの残債が半分になる特約がついた団信で、ポイントは”がんと診断されたら”というシンプルかつハードルの低い支払い条件です。

ひょっとしたら上記のタイプの中に当てはまらない人もいらっしゃるかもしれませんが、住宅ローンは個人個人のおかれている環境や、考え方によっておすすめできる住宅ローンが変わってきます。当サイトでは、多種多様な皆さまに少しでも役にたてるように様々な角度からコンテンツを提供していますので、こちらのページの記事以外でもいくつかの特集ページを参考にしていただければと思います。

 

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