住宅金融支援機構が第116回貸付債権担保 住宅金融支援機構債券の債券要綱を発表しました。この債券の利回りは翌月のフラット35の金利動向を予想するうえで大変参考になる指標です。いつもの通り12月のフラット35の金利動向を予想してみましょう。今回発表された同債券の利回りは、先月の115回0.41%から0.07%上昇して0.48%となっています。同債券の利回りは2か月連続で上昇しています。1月に住宅ローン(フラット35)の借り入れを予定していた人にとっては少し残念なニュースではありますね。

 

一方で、同債券に限らず債券マーケットの利回りは上昇を続けていますので、2017年2月以降、さらに金利が上昇する可能性もあり、少しでも金利の低い住宅ローンを借り入れたいと思っている人にとっては早めに申込みしておいた方が良いでしょう。

 

<住宅金融支援機構債券利回りの動向>

  第107回(2016年3月):0.48%(前月比 -0.06%)
  第108回(2016年4月):0.34%(前月比 -0.14%)
  第109回(2016年5月):0.36%(前月比 +0.02%)
  第110回(2016年6月):0.23%(前月比 -0.13%)
  第111回(2016年7月):0.19%(前月比 -0.04%)
  第112回(2016年8月):0.33%(前月比 +0.14%)
  第113回(2016年9月):0.37%(前月比 +0.04%)
  第114回(2016年10月):0.34%(前月比 -0.03%)

  第115回(2016年11月):0.41%(前月比 +0.07%)

  第116回(2016年12月):0.48%(前月比 +0.07%)

 

上記の通り2カ月連続での上昇となりますので、2017年1月のフラット35の金利は残念ながら引き上げになる可能性が高いと言えるでしょう。

 

2017年1月のフラット35金利予想

 - 借入期間20年まで:1.10%(10月比 +0.07%)

 - 借入期間35年まで:1.17%(10月比 +0.07%)

 

※上記の金利は、フラット35の中で最低金利を提示している楽天銀行住信SBIネット銀行などの金利を予想しているものです。フラット35は提供する金融機関によって金利や条件が異なりますので注意しましょう。

 

毎月同じことを書いていますが、注意して欲しいのは同じフラット35でも提供する金融機関ごとに金利に差があるのはもちろん、手数料やサービス内容にも違いがある点です。

 

フラット35での借り入れ・借り換えを考えるのであれば、もっともおトクなフラット35を選びたいものです。毎月フラット35提供金融機関の中でも最低の金利を提示し続けている実績のある楽天銀行のフラット35住信SBIネット銀行のフラット35は有力な選択肢の1つであることに揺るぎはないでしょう。

 

<注目の住宅ローン比較・ランキング・特集>

借り換えにおすすめの住宅ローンを金利・費用・利便性からランキング形式で紹介

ネットで人気の変動金利タイプの住宅ローン(SBI新生銀行・auじぶん銀行・住信SBIネット銀行)を徹底比較

【最先端】がん保障・疾病保障付住宅ローンを変動金利で徹底比較