世界的に長期金利が上昇しています。2017年6月にアメリカの連邦準備委員会(FOMC)において利上げが行われ、ヨーロッパ中央銀行(ECB)でも景気回復でマイナス金利政策や金融緩和で終了の論調が増えています。

実際に過去年のアメリカの10年国債の利回りの推移をご紹介したいと思います。

 

出典;.investing.com

 

2016年のアメリカ大統領選挙でトランプ氏が当選したことで急激な金利上昇が発生し、1.5%前後であった長期金利は一時2.6%にまで上昇しました。

2017年3月に入り金利は落ち着きを取り戻していましたが、6月27日より金利が反転しています。

 

続いて、日本の長期金利の推移を見て見ましょう。

 

出典;日本相互証券

 

日本の長期金利も6月27日以降、長期金利が反転しています。7月にはいるとゼロ金利政策の上限と言われる、0.1%を突破し、7月7日には「指値オペ」と言われる、指定する金利まで無制限に国債を買う措置に動き、金利を低下させました。しかしながら、引き続き0.1%に近い水準で推移しています。

 

今回の世界的な長期金利上昇は各国の景気回復を背景としており、日本だけがこうした景気回復から取り残されている状況です。日銀は今当面ゼロ金利政策を維持すると思われ、現状以上の金利上昇はないと考えてよいでしょう。

しかしながら、6月は長期金利が0.6%程度で推移しており、多くの金融機関で住宅ローン金利は据え置きとなりましたが、7月末に発表される8月の住宅ローン金利は全面的な金利引き上げとなる可能性が濃厚です。8月の住宅ローン金利を先駆けて7/18(火)にも発表すると思われるソニー銀行の動向に注目してきたいと思います。

 

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