2018年5月18日に東京都民銀行・八千代銀行・新銀行東京が合併して誕生したきらぼし銀行。営業を開始したばかりの時は初日からATMが利用できないシステム障害が発生したりドタバタとしていましたが、開業から1年が過ぎシステムも営業も平常運転が続いています。

平常運転と言っても、特に中規模の銀行や信用金庫・信用組合は人口減少・地方経済の低迷や長引くマイナス金利の影響による収益力の低下で、さらに合併や経営統合の動きが活性化していくことは確実な状況にあります。都内での営業を中心としては3つの銀行が合併して誕生したきらぼし銀行が収益力・業容を回復できるのかは多くの金融機関も見守っている状況にあると言えるでしょう。

今回は、そんなきらぼし銀行が提供する住宅ローンについて解説したいと思います。

住宅ローンの商品性を確認

次に基本的な商品性を確認していきます。利用できる人や金額の上限などの審査基準と主要な諸費用(手数料)を比較・整理してみました。

  きらぼし銀行の住宅ローン( 選択上手) auじぶん銀行の住宅ローン
年齢 借り入れ時の年齢が満 20 歳以上満 70 歳以下 申込時の年齢が満 20 歳以上満 65 歳未満
完済時の年齢

満 75歳以下

満80歳まで
融資金額 100万円以上2億円以内(10万円単位) 500 万円以上 2億円以内(10 万円単位)
融資期間 35年以内(1年単位) 1 年以上 35 年以内(1 ヶ月単位)
地域 きらぼし銀行営業エリア 日本全域(離島は対象外になる場合がある)
保証料 必要(年0.2%相当) 不要
事務手数料(税込) 33,000円(保証会社手数料) 融資金額×2.20%(税込)
一部繰上返済手数料(税込) ネットなら無料(窓口は5,400円~55,000円 無料
団信保険料 銀行負担 銀行負担
年収 250万円以上 200 万円以上
勤続年数 勤続(営業)3年以上 規定なし
初期費用の借り入れ 不可 可能(新規購入の場合住宅価格の10%まで)
申込方法 店舗 auじぶん銀行ホームページ
疾病保障(無料) なし がん50%保障、全疾病保障が無料
疾病保障(有料・金利上乗せ) がん、3大疾病、8疾病保障を用意 がん100%保障、11疾病保障を用意

上記の通りですが、年収・勤続制限はauじぶん銀行の住宅ローンの方が利用しやすい条件が定められています。勤続年数もきらぼし銀行は厳しめです。

最大の差は「無料の疾病保障の有無」です。疾病保障とは病気やケガで所定の条件を満たした時に住宅ローンの残高が保障される保険で、一般的にはオプションサービスとして提供され、利用を希望する人が住宅ローンの金利に保険料を上乗せして負担します。

auじぶん銀行の場合、無料でがん保障と全疾病保障(入院保障)がついていますので、auじぶん銀行の方が有利なのは言うまでもありません。疾病保障についてはもう少し詳しく解説したいと思いますが、auじぶん銀行の住宅ローンの金利は、この疾病保障が無料でついてくるにも関わらず先ほど紹介した金利です。

この無料の疾病保障を考慮に入れるとさらにauじぶん銀行ときらぼし銀行の住宅ローンの差が拡がると考えた方が良いでしょう。

疾病保障について

きらぼし銀行は3つの疾病保障が利用可能です。それに対してauじぶん銀行も3つの疾病保障から選ぶことができます。

ポイントはauじぶん銀行のがん50%保障は費用負担なしで付帯するということです。費用負担なしでの疾病保障の付帯はネット銀行では浸透してきていますが、店舗を持つ銀行ではあまり提供されていません。きらぼし銀行でももっとも費用負担の少ないがん保障でも金利を上乗せして保険料を負担しなければなりません。この点は大きな違いです。

2018年5月に営業を開始したばかりのきらぼし銀行。最新の住宅ローンを開発したというわけではなく、現時点では都民銀行や八千代銀行の商品をそのまま引き継いだだけのようです。今後、ネット銀行に負けない住宅ローンを開発してくれることを期待しましょう。

なお、きらぼし銀行もauじぶん銀行も住宅ローンの審査で落とされる可能性がありますので、どちらか一方への申込むことはおすすめしません。住宅ローンの審査申込みは無料ですし、仮審査申込みは数日(早ければ当日)で結果がわかります。auじぶん銀行はネット銀行なので気軽にネットで申し込むことができます。

きらぼし銀行の住宅ローンの利用を考えている人も、人気を集めるネット銀行の住宅ローンの中でも高い人気を集めるauじぶん銀行の住宅ローンにも申込みして、事前審査の結果を確認しておくことをおすすめします。

auじぶん銀行の住宅ローンの詳細・事前審査申込みはこちら

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