3月4日の日本経済新聞朝刊3面の記事によると2016年2月の主要銀行への住宅ローン審査申し込みが前年比の2.5倍となっているようです。
日本経済新聞の集計によると三菱UFJ銀行を除く、主要8銀行(三井住友銀行、みずほ銀行、三井住友信託銀行、SBI新生銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、イオン銀行)の借り換え申し込み件数は約28,000件となり、前年同月比の2.5倍、1月との比較では4倍に増えているとのことです。
借り換えと新規の合計では約68,000件となり、前年同月比で5割増となり、新規は2割増の約40,000件で借り換えの急増が際立っています。
日銀のマイナス金利政策導入により短期的に住宅ローン金利が上昇する見込みは薄いですが、実際に住宅ローン契約者の住宅ローン金利は住宅ローン審査後の契約タイミングの金利となります。
そのため、月をまたいでの住宅ローン契約となり、このタイミングで住宅ローン金利が上昇していると、申し込みタイミングの金利が適用されないリスクが排除できません。住宅ローン審査のスピードが非常に重要となります。
今日は住宅ローン審査が早い銀行を取り上げたいと思います。
①住宅ローン契約完了までネット完結 「auじぶん銀行」
ネット専業銀行のauじぶん銀行の住宅ローンは日本初のネット完結の住宅ローンとなり、契約書の記載や捺印が不要なサービスを実現しています。
その分、審査や融資スピードが早くなっています。
ソニー銀行や住信SBIネット銀行では審査申し込みから融資実行まで4週間は必要となっており、ネット専業銀行におけるauじぶん銀行の際立ったスピード感が注目できます。
②住宅ローン事前審査、最短翌営業日の「楽天銀行」
圧倒的な知名度を誇る楽天グループのネット専業銀行である楽天銀行が提供する「フラット35」は最短で翌営業日の事前審査回答を実現!
融資実行までは最短で35日と他のネット専業銀行と変わらないように見えますが、審査回答が早いという点に特筆しべき点と言えるでしょう。
2016年3月の適用金利で20年固定で1.020%とこちらも国内最低水準の固定金利を実現しています。
マイナス金利政策導入の影響で各銀行への住宅ローン審査申し込みが急増しており、住宅ローン審査に遅れ、遅延が出ている銀行もあるようです。
せっかくの異例とも言える低金利を享受できるように住宅ローン審査が早い銀行への住宅ローン審査を行いたいですね。