フラット35Sとは、フラット35を「省エネルギー性、耐震性などに優れた住宅」を取得される場合に、フラット35のお借入金利を優遇する制度です。例えば、フラット35Sが適用されるとフラット35からの金利優遇幅が年-0.25%になったり、かなり低金利で住宅ローンの借り入れが可能になります。
フラット35は長期固定金利の中では低い水準で、住宅ローンの借入先に加える価値は引き続き高い状態です。
フラット35Sについて詳しくはこちらの資料に詳細が紹介されています
従って、この記事でフラット35とフラット35Sを比較し差額がどれぐらいになるかを確認してみましょう。フラット35の金利は2019年12月の最低金利の金融機関の金利を利用しています。
【計算例】
借入金額:3,000万円(融資比率9割以下)
借入期間:35年
※ 元利均等返済、ボーナス返済なし、
【フラット35】 | 【フラット35】S | ||
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金利Aプラン | 金利Bプラン | ||
借入金利 | 全期間 年1.30% |
当初10年間 年1.05% 11年目以降 年1.30% |
当初5年間 年1.05% 6年目以降 年1.30% |
毎月の返済額 | 全期間 88,944円 |
当初10年間 85,386円 11年目以降 88,058円 |
当初5年間 85,386円 6年目以降 88,532円 |
総返済額 | 37,400,282円 | 36,661,078円 | 36,991,465円 |
【フラット35】との比較 (総返済額) | - | ▲約74万円 | ▲約40万円 |
このようにフラット35よりも数十万円単位でおトクになるフラット35S。フラット35Sを利用するにはフラット35の技術基準に加えて追加の技術基準を満たす必要があります。
詳しくはフラット35S取り扱い金融機関の公式サイトや店舗の担当者に確認してください。まだ金融機関に相談するのが早いという場合、不動産会社に確認することで要件を満たしているかを把握することができます。
なお、フラット35Sには上限枠があり、予算で決められた上限額を超えると取り扱いが終了してしまいますので、注意してください。上限額があるのは金利優遇を税金で賄っているためで、フラット35Sが税金を利用しないと実現できないような金利優遇であること裏付けですね。
なお、フラット35・フラット35S取り扱い銀行の中で当サイトでおすすめしているのは、フラット35の取り扱い実績で最大手のアルヒです。