ダブルフラットとは

皆さんダブルフラットをご存じでしょうか?住宅ローンの借り入れをフラット35とフラット20に分けて借り入れを行う事を言います。

言葉で説明するよりも事例で紹介した方がわかりやすいので、まずはシミュレーションしてみたと思います。

 

<シミュレーションの前提>

 

住宅ローンの借入金額:3000万円

住宅ローン金利:

 フラット35→1.10%

 フラット20→0.99%

楽天銀行住信SBIネット銀行などの2016年6月のフラット35取扱金融機関の中の最低水準の金利で試算)

 

<フラット35で借り入れた場合>

 毎月の返済額:約86,000円

   総返済額:約3,616万円(借入期間35年)

 

<フラット20で借り入れた場合>

 毎月の返済額:約138,000円

   総返済額:3,309万円(借入期間20年)

 

<ダブルフラット(フラット35+フラット20に半額)>

 毎月の返済額:

   最初の20年 約117,000円

     (フラット20が6万円、フラット35が57,000円)

   21年目以降 約57,000円

 

 総返済額:3,487万円(借入期間35年)

 

当たり前ですがこの3つのケースではフラット20で借り入れを行うのが総返済額を抑えられることがわかります。フラット35と比較して300万円以上の総返済額を抑えられることがわかります。一方で、毎月の返済が5万円以上多くなってしまうことがわかります。

 

一方で、ダブルフラットにした場合、毎月の返済額が最初の20年間3万円程度増え総返済額が130万円程度抑えられることがわかりますね。

 

ここまでの説明でもご理解いただけたと思いますが、フラット20とフラット35を上手に活用することで、毎月の返済額と総返済額をご自身の返済計画に合わせて調整できるのがダブルフラットの特徴です。実は効果はそれだけではありません。住宅ローン以外のライフプランや将来の生活スタイルを考えるとダブルフラットの隠れたメリットが見えてきます

 

例えば、40歳でダブルフラットを利用してマイホームを購入したケースを考えてみましょう。20年間は毎月11万円強の返済が必要になりますが、60歳~75歳の15年間の毎月の返済額は57,000円になります。つまり、退職し年金受給を開始しているタイミングでは、毎月の住宅ローンの返済負担が軽減されていることになります。高年齢になった時の返済負担を軽減できる、計画的な住宅ローンの返済が自動的にできてしまうことがわかります。

 

もう1つの例で考えてみましょう。フラット20は「20年でなければならないわけではありません」ので、20年を15年にしてダブルフラットを利用することで、学費が増えるタイミングで住宅ローンの返済負担を減らすことができます。例えば、子供が1歳の時に、フラット20(借入期間15年)とフラット35組み合わせたダブルフラットを利用したとします。子供が高校生になるまでの15年間は義務教育期間が多く、学費はそれほどかかりませんのでその間に住宅ローンの返済を進めることができます。お子さんが高校生・大学生になる前に積極的に住宅ローンを返済し、高校生・大学生といった学費・養育費が増えるタイミングで、住宅ローンの毎月の負担が大きく軽減されることになります。これも、非常に計画的に住宅ローンを返済する仕組みが自動的にできてしまいますね。

 

 

フラット35は、住宅ローンの返済額を借り入れの時点で固定できる安心が魅力の住宅ローンです。それを更に上手に活用することで、家族の将来の生活も見据えたより計画的な返済プランを作り上げることができます。当サイトおすすめのフラット35取扱金融機関でもダブルフラットが利用できます。

 

史上最低金利水準を推移しているフラット35。フラット35への借り換えや変動金利から借り換えている人も増えていると聞きます。タイミングを逃さないように注意しましょう。

 

<おすすめのフラット35取扱金融機関>

楽天銀行公式サイトはこちら

住信SBIネット銀行公式サイトはこちら

 

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