日銀は12月18日までに開催していた金融政策決定会合で、現状の大規模な金融緩和策を維持するとしたうえで、新たに

・ETF(上場投信)枠の設定

・長期国債の残存期間延長(「7年─10年程度」から「7年─12年程度」)

・J─REIT(不動産投資信託)の買入限度額を5%以内から10%以内に引き上げ

など金融緩和の強化策を発表しました。

今回の発表について成否いろいろな見方が飛び交っていますが、間違いないのが今後もしばらく金融緩和は続けるという日銀の意思でしょう。

つまり、金利は今後もしばらくは低位状態が続き、住宅ローン金利も低位の状態が継続する可能性が極めて高いです。

 

今週は、16日に米国のFRBが9年半ぶりとなる利上げを実施、リーマンショック以来、7年続いたゼロ金利政策が終わりを告げることとなりました。

この米国の利上げにより新興国から米国に資金が還流するなどの影響が出ており、日銀の金融緩和終息はより難しくなっていくでしょう。

日銀の金融緩和が終わる前に次なる金融危機が発生していることも否定できません。

もちろん、半永久的に「異常」とも言える、低水準の金利が永久に続くことはありません。 いずれは金利は上昇に向かうでしょう。

しかし短期的、少なくとも2016年は引き続き低金利が続くことから、今後も変動金利での借り入れが住宅ローンでは人気となると考えられます。

なお、当サイトでは 2016年の住宅ローン金利の動向と予測 もご紹介していますので参考にしてください。

 

以下、人気の変動金利の住宅ローンを金利順(2015年12月適用金利)にご紹介します。

イオン銀行

変動金利0.570%と主要金融機関で最も低い金利を提供しており、2015年10月4日の日経ヴェリタスに第11回銀行リテール力調査ではイオン銀行の住宅ローンが1位になる快挙を達成しています。

イオン銀行の住宅ローンは金利以外に、イオングループでの買い物が5%OFFになるサービスを提供している点も注目です。

auじぶん銀行

国内初のネット完結の住宅ローンとなるため審査申し込みから融資実行までのスピードがはやい。また、国内初のサービスとして「がん」と診断確定されると、住宅ローン残高が1/2になる「がん50%保障団信」が無料付帯される点に注目です。

住信SBIネット銀行

誰もが知る存在となった、住信SBIネット銀行の住宅ローン。国内最低水準の金利であり、全疾病保障が無料付帯される点が注目です。

ソニー銀行

老舗のソニー銀行が提供する変動金利は0.589%となり、こちらも国内最低水準の金利を実現。特に固定金利から変動金利、変動金利から固定金利への変更が何度も可能という他の金融機関には真似できない利便性を提供している点に注目です。