矢野経済研究所が6月6日に発表した「2014年第1四半期の住宅リフォームに関する調査結果」によると、2014年第1四半期の住宅リフォーム市場は、前年同期比で40.7%増加したようです。 前回調査(2013年第4四半期)においても、前年同期比17.0%増加と消費税の駆け込み需要を差し引いてもリフォーム市場は着実に拡大しているといえます。

 

今回の大幅な伸びの要因は、主に消費増税に牽引され需要が拡大したものと考えられますが、他にも賃金の上昇や景気回復など、さまざまな要素が複合的に絡み合っての結果であると考えられます。

消費増税後の市場縮小も懸案されますが、2013年のリフォーム市場は前年比12.3%増加と着実に拡大していることから、増税後に調整が入るとしても一時的なものにとどまり、引き続きリフォームへの支出は拡大していくことが期待されます。 中古住宅の評価基準等の改定、税制面での補助など、中古住宅市場の活性化は、国家を挙げて推進されているため、リフォーム市場の成長は息の長い分野になることが期待されます。

 

リフォーム市場の懸案事項は、トラブルが多いということでしょうか。 2013年度では、苦情件数が7131件と前年度の件数(6489件)を大幅に上回った模様。 特に訪問販売等でトラブルが頻発している模様です。 高額な契約になることが多いリフォーム。

利用する際は、訪問販売に気をつけて、複数業者に相見積もりを頼むなどの自衛手段をとることが必要となるでしょう。 業者の言いなりになって契約するのではなく、事前にWEB上で平均単価を確認したりするなど、リフォームトラブルに巻き込まれないように気をつけましょう。

 

なお、現在多くの銀行ではリフォーム費用も借り入れ可能な住宅ローン、リフォーム専用ローンを提供しています。

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