福岡銀行、熊本銀行、親和銀行を傘下に持つふくおかフィナンシャルグループと十八銀行が統合に向けて協議を進めると発表しました。

ふくおかフィナンシャルグループが2017年4月に十八銀行を完全子会社化、さらに2018年4月に十八銀行と親和銀行が合併する予定とのことです。

現在地銀は越境しての地銀同士と競争、地域経済の縮小による貸し出しの縮小、ネット専業銀行の台頭などにより経営環境の厳しさが増しています。

さらに追い打ちをかけるように先月には日銀がマイナス金利政策を導入し、地銀の利ザヤ縮小が進むと見られています。

これに対応する形で地銀の合併や統合は今後も進んでいくと見られます。

現在、地銀の中には住宅ローンを低金利で提供する動きがありますが、ネット専業銀行の金利水準には及んでいない現状です。

今後マイナス金利政策により貸し出し競争の中で資金余剰感の強い地銀がより踏み込んだ住宅ローン金利を打ち出す可能性も否定できなく、今後の地銀住宅ローンの動きにも注目していきたいと思います。