住宅ローン専門金融機関の窓口で全期間固定金利のローンを相談するイメージ

結論から整理します。かつて「SBIモーゲージ」として知られた住宅ローン専門金融機関は、2014年に「アルヒ株式会社(ブランド名:ARUHI)」へ、さらに2024年1月4日に「SBIアルヒ株式会社」へ商号を変更しました。加えて2025年11月1日をもって住宅ローンブランドの「ARUHI」ロゴの利用が終了し、「SBIアルヒ」へ統一されています(商品名・サービス名の変更は2025年9月1日から)。いま検討するなら「SBIアルヒ」で情報を探すのが正解です。

社名の変遷(SBIモーゲージ→ARUHI→SBIアルヒ)

時期出来事
2000年6月創業(住宅ローン専門金融機関)
2014年5月商号を「SBIモーゲージ」から「アルヒ株式会社」へ変更(ブランド名はARUHI)
2022年11月株式公開買付けによりSBIグループの一員に
2024年1月4日商号を「SBIアルヒ株式会社」へ変更(英文:SBI ARUHI Corporation)
2025年9月1日住宅ローン商品名・サービス名を変更(「ARUHI◯◯」から「◯◯」へ)
2025年11月1日ARUHIロゴの利用を終了し、SBIアルヒロゴへ統一

なお公式サイトでは、この商品名等の変更によってすでに申し込み・契約している人の契約内容は変わらないことが明記されています。名称が変わっただけで、返済条件が不利になるといったことはありません。

フラット35の実行件数シェアは16年連続で1位

同社の最大の特徴は、全期間固定金利の【フラット35】における取り扱い実績です。フラット35の実行件数シェアは27.7%で、16年連続シェア1位。フラット35を使う人のおよそ4人に1人がSBIアルヒを選んでいる計算になります。

※2010年度-2025年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2026年3月末現在、SBIアルヒ調べ)

取り扱う住宅ローンの主なラインアップ

フラット35の専門機関というイメージが強いものの、現在は自社商品と銀行代理商品の両方を扱っています。名称は2025年9月以降のものです。

商品名タイプ特徴
フラット35全期間固定住宅金融支援機構と提携する全期間固定金利型。保証料が不要で、繰り上げ返済にも手数料がかからない(一部繰上返済は申込方法ごとに最低金額の定めあり)
スーパーフラット全期間固定自己資金の割合(5割以上〜1割以上の5段階)が大きいほど金利が下がる自社商品。がん団信などの上乗せ団信も選べる
フラットα変動フラット35と組み合わせて使える変動金利型
住宅ローン【SBI信用保証】/ユアセレクト変動・固定変動金利(半年型)や当初固定・全期間固定を選べる自社の住宅ローン。団信への加入が必須
リ・バース60全期間固定満60歳以上向け。毎月の支払いを利息のみにできるタイプ
フラットつなぎ/変動つなぎつなぎ融資注文住宅などで融資実行前に資金が必要な場合に使う
銀行の住宅ローン(代理)変動・固定SBI新生銀行、ドコモの銀行(旧・住信SBIネット銀行)、auじぶん銀行、ソニー銀行の住宅ローンの手続きを取り次ぐ

フラット35以外の選択肢も同じ窓口で相談できるのが強みです。たとえばSBI新生銀行は、事務取扱手数料が借入金額×2.20%(税込)の定率型で保証料がかからず、店舗相談とオンライン手続きの両方に対応しているため、全期間固定と変動を並べて比べたい人にとって検討しやすい選択肢のひとつです。

相談・申し込みのチャネル

全国に展開する店舗(約90拠点/2026年3月末現在)に加え、ビデオチャットによるオンライン相談、そして来店不要でWeb申し込みができる「SBIアルヒ ダイレクト支店」が用意されています。公式サイトでは、Web申し込みなら本申し込みから融資実行まで来店不要で手続きできると案内されています。

ただしWebからの申込方法や事前審査の取り扱いは見直されることがあります。申し込み経路は、検討時点の公式サイトで必ず確認してください。

フラット35は「どこで借りるか」で条件が変わる

フラット35は制度としては共通ですが、適用金利と融資事務手数料は取扱金融機関ごとに異なります。参考までに、住宅金融支援機構が公表する2026年8月資金受取分の金利(借入期間21年以上35年以下・融資率9割以下・新機構団信付き)で最も多いのは年3.290%で、前月の年3.140%から0.150%上昇し、現行制度になった2017年10月以降で最も高い水準です。

金利の低さだけで決めず、事務手数料・団信の上乗せ・繰り上げ返済のしやすさまで含めた総額で複数社を並べて比べるのが確実です。

よくある質問

Q. 「ARUHI」という名前はもう使われていないのですか?

A. 住宅ローンブランドとしてのARUHIロゴは2025年11月1日で利用が終了し、SBIアルヒへ統一されました。商品名も「ARUHIスーパーフラット」から「スーパーフラット」のように変わっています。ただし公式サイトでも「変更後しばらくの間は旧・新の商品名が混在することがある」と案内されており、検索結果や不動産会社の資料に旧名が残っていることはあります

Q. SBIモーゲージやARUHIの時代に借りた住宅ローンはどうなりますか?

A. 商号・商品名の変更によって、すでに申し込み・契約している内容が変わることはないと公式に案内されています。金利や返済期間などの契約条件はそのままです。手続きや書類の名義表記で不明な点があれば、公式サイトの問い合わせ窓口で確認してください。

Q. フラット35はどこで借りても金利は同じですか?

A. 同じではありません。フラット35の金利は取扱金融機関がそれぞれ決めており、融資事務手数料も金融機関ごとに違います。返済期間・融資率(自己資金の割合)・団信の付け方でも変わるため、条件をそろえて比較する必要があります。

Q. スーパーフラットは誰でも使えますか?

A. スーパーフラットは自己資金の割合に応じて金利が下がる商品で、自己資金を用意できることが前提です。自己資金の割合が大きい区分ほど金利は低くなりますが、区分によっては保険への加入が条件になる場合があります。適用条件は申し込み時点の公式サイトで確認してください。

まとめ

「SBIモーゲージ」を探して行き着いた人にとって、押さえるべき点は3つです。①現在の社名はSBIアルヒ株式会社 ②住宅ローンブランドもARUHIからSBIアルヒへ統一済み ③フラット35の実行件数シェアは16年連続1位で、商品はフラット35以外にも広がっている——この3点です。

最新の金利・手数料・キャンペーン・取り扱い条件は変わることがあるため、利用を検討する際はSBIアルヒ公式サイトでご確認ください。フラット35は取扱金融機関によって金利や手数料が異なるため、複数を比較して選ぶことをおすすめします。