7月16日早朝に驚くべきニュースが飛び込んできました。

中東とヨーロッパの中間に位置し、ISISやそれに関する難民の問題で重要な役割を果たしているトルコでクーデターが発生したようです。

トルコはEUにも加盟する民主主義国家であり、2020年のオリンピック・パラリンピックの開催都市では最終選考地にトルコのイスタンブールが東京と共に残っていたことも記憶に新しいです。

7月16日の17時30分時点でYahoo!トップページのニュースにも出ていますが、今回のクーデーター現時点では「失敗」であるとの発表がなされていますが、そもそもクーデーターが起きたこと自体が問題であり、今後も地政学リスクが意識されることでしょう。

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実際、クーデーターが発生したという一方が飛び込んできた時点では為替市場の取引が行われていたため急激な円高となっています。

トルコの世界経済に与える影響は限定的ですが、この週末にはフランスのニースで起きたテロなど、新たな懸念材料となることは間違いありません。

当面は、日本もヨーロッパも金融緩和を終わらせる方向に進むめどはほぼ無いと言えるでしょう。

このためいわゆるマイナス金利政策からの脱却も非常に難しいものとなるため、住宅ローン金利も当面は低位で安定していくものと思われます。

いずれにしても、テロはクーデーターなど物騒なニュースが多い昨今、平和を願っていきたいですね。