2016年1月29日の日銀政策決定会合で発表されたマイナス金利政策。その後住宅ローンは超低金利で激動の3か月間を過ごしたと言えます。その日銀政策決定会合。4月27日から日銀政策決定会合が2日間の日程で開催されています。今回の注目ポイントは、ずばりアベノミクスが勢いを無くしているなかで追加金融緩和を実施するかどうかです。

 

今回は「追加の金融緩和があるだろう」と予測する専門家も多く、期待値がやや高い状態で開催されている点がポイントとなるでしょう。

特に、導入して間もないマイナス金利政策が経済に与える影響はもう少し時間をかけて見極める必要はありますし、実際に日銀としてもそのような考えは確実に持っていると思います。

本当は追加金融緩和はやりたくないと思っていても、今回は世間・専門家からの追加金融緩和の期待が大きく、もし何もやらなかった場合、一気に円高、株安に進んでしまう可能性がある、という点が大きなポイントと言えるでしょう。

 

景気の減速が懸念され、追加緩和期待の高まっているなか、市場の期待を裏切って日銀が何もしないという選択肢をとれるのか。明日の政策決定会合での決定事項の発表に注目しましょう!