りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行を傘下に持つ、りそなホールディングスが2016年1月31日に2017年3月期第3四半期のを発表しました。

当期累計利益は前期比横ばいの1,298億円とはなりましたが、マイナス金利・ゼロ金利政策による利ざや縮小で減益決算となっているメガバンクとは違いの出た決算となりました。

決算時に発表された決算ハイライトにおいては同グループの住宅ローン関連の詳細な情報も発表されていますので、ご紹介したいと思います。

出典;りそなホールディングス

 

2017年3月期第3四半期累計(2016年4月から12月)でりそなホールディングス傘下の銀行合計で8,000億円の住宅ローン実行額があったことが、左のグラフより分かります。

第1四半期に2,700億、第2四半期に2,900億円あったことを考えると伸びは縮小していますが、前年同期には1,800億円だった貸し出しが、今四半期は2,400億円と30%以上伸びています。

引き続き、マイナス金利政策により住宅ローン借り換えブームがりそなホールディングスにも大きく影響していたことが分かります。

表の右側では、りそなホールディングス傘下の銀行合計の住宅ローン残高が分かります。対前年比で2.5%増えており、りそなホールディングス傘下の各銀行から他行への借り換えを加味しても、2,600億円の住宅ローン貸し出し残高順増があったことが分かります。

 

日銀のマイナス金利政策は、ゼロ金利政策への受け継がれていますが、歴史的に見て、極めて低金利な水準で長期金利・住宅ローン金利が推移している状況は変わりませんが、米国のトランプ政権がどういった経済、通商政策を採用するか不透明な側面が強く、金利も大きく変動する可能性もあります。

早め早めに住宅ローンの借り換えや新規借り入れの申し込をされたほうが良いのかもしれません。

 

なお、りそな銀行の「WEB申込限定のりそな借りかえ住宅ローン」を徹底解説した、記事はコチラです。