
※本記事は2014年4月時点のニュースを記録として掲載しています。その後の金融・不動産市場の状況は変化しています。最新の動向は各社の公式発表をご確認ください。
日本経済新聞の報道によると、第一生命保険が賃貸マンションへの投資を開始しました。
これは米国のゴールドマン・サックス系の運用会社と組んだもので、第1弾として、東京都内の数十世帯から100世帯程度が入居するマンションを1棟あたり数億~30億円程度で計6棟取得し、120億円を投じたものです。
今後も年間で数百億円規模の積み増しを続け、2~3年後には残高を1,000億円以上とする模様です。
当時は日銀の大規模金融緩和を受けて投資先としての国債の魅力が薄れており、生命保険会社にとって運用の多様化が課題となっていました。国債偏重の運用から、不動産など利回りを見込める資産へ資金を振り向ける動きの一環といえます。
その前年(2013年)はREIT(不動産投資信託。投資家から集めた資金で不動産を購入し、賃料収入や売却益を分配する仕組み)による不動産取得が活発でしたが、この記事の時点では、今後は保険各社の不動産投資が注目を浴びそうだと見られていました。
バブル期に保険各社がニューヨークの不動産を買い集めたことは有名ですが、巨額の資金力を持つ日本の保険各社が国内の不動産市場に投資を拡大すれば、地価への影響も小さくないとみられます。
