2016年5月の住宅ローン金利に各種金利比較表や比較コンテンツを更新しました。
2016年5月は多くの銀行で長期固定型の住宅ローン金利の引き下げが行われています。
今回の引き下げで2015年4月に記録した住宅ローンにおける過去最低金利を2016年5月に改めて更新する形となりました。
超長期の国債金利が急低下しており、これを反映した住宅ローン金利の動きとなります。
なお、引き下げについては、10年を上回る固定金利を中心に行われています。残念ながら10年固定金利はほとんどの銀行で据え置きや引上げとなっています。すでに10年国債の利回りはマイナス金利が定着しており、10年未満の住宅ローン金利について今後も低下する見込みがかなり薄いと思われます。
5月に注目したいのがauじぶん銀行とりそな銀行とフラット35になります。
それぞれ細かく解説したいと思います。
2015年12月よりプロパー住宅ローンの取り扱いを開始し、がん保障などユニークな商品性が話題になっています。また、金利自体も非常に低く、先輩格のネット専用銀行に負けない低金利を実現しています。
auじぶん銀行はネット銀行住宅ローンサービスの台風の目となっています。
りそな銀行の目玉は何といっても変動金利を下回る10年固定金利0.550%です。都市銀行の中でこうした前のめりな金利を提示していることには最大限注目したいと思います。
現状、当サイトでも人気トップクラスの住宅ローンとなります。
超長期の国債金利の急低下を受けて、とうとう20年固定金利のフラット35が金利1%を切り、0.960%となりました。35年固定金利でも1.08%まで急低下しています。
住宅ローン完済まで金利が変わらないという安心感のある住宅ローンを年1%程度で借り入れできるのは驚きです。
5年程度前までメガバンクの変動金利は1%を軽く超える金利水準でしたので、この数年での住宅ローン金利の低下が如何に凄まじいかが分かります。
2016年5月は、日銀のマイナス金利政策導入により超長期固定金利を中心に住宅ローン金利も過去最低金利を更新しています。
引き続き、住宅ローンの借り換え・借り入れをどこで行ったとしても損はない月とすら言えますが、その中でも自分にあった住宅ローンをしっかりと比較(住宅ローンの金利やサービス内容をしっかりと比較)していただければと思います。
特に住宅ローン金利引き下げ競争の激化で各銀行には住宅ローン審査申し込みが殺到しており、通常よりも住宅ローン審査に時間が必要となっています。住宅ローン金利は融資実行のタイミングの金利が適用されますので、この5月の低金利で住宅ローン借り換え、借り入れができるように早め早めに住宅ローン審査申し込みをしましょう。また、住宅ローン審査に落ちてしまうことも考え、同時に複数の銀行に住宅ローン審査申し込みをするようにしましょう。
その他金融機関の最新の住宅ローン金利について詳しくは金利比較表をご確認ください。