2014年9月・10月と住宅ローンの歴史の中でも最も低い金利で住宅ローンが提供される事で市場が盛り上がっていましたが、2014年11月はその低金利を更に下回ることが予想される状況です。
とはいえ、変動金利ではイオン銀行が0.570%、ソニー銀行が0.539%(変動セレクト住宅ローン・頭金10%以上の新規借り入れ場合)の超低金利を提供し、さすがにこの金利を更に下回るような金利で提供する住宅ローンの登場は考えにくい為、変動金利自体はこの2つの住宅ローンが引き続き、驚異的な優位性を保っている状況が続くでしょう。
長期金利でもフラット35が過去最低金利を更に更新したと10月の金利動向でお伝えしましたが、更にそれを下回る可能性が高いでしょう。これまでの住宅ローンの歴史の中で最も低い金利の月になる可能性が極めて高い状況です。
では、改めて2014年11月の住宅ローン金利の動向を予測してみましょう。まず、変動金利ですがこちらの記事でも紹介させていただいた指標(無担保コールレート(オーバーナイト物))の金利を確認すると、平均値は低下していますが、それほど大きな動きではありません。引き続き、下がりに下がっていますので、下げ止まりが継続しています。
従って、変動金利は基本的に据え置きになる可能性が高いと言えるでしょう。このような市場金利は参考になりますが、変動金利についてもはや各銀行の判断で上げ下げされているような状況ですが、周辺状況としては金利上昇要因になるものは特段ありませんので、基本的には変動金利はこの低金利のまま、据え置きと考えて良いでしょう。
■ 無担保コールレート(オーバーナイト物)の金利推移
平均 | 最高 | 最低 | |
2013年1月4日 | 0.075% | 0.150% | 0.060% |
2013年6月3日 | 0.074% | 0.145% | 0.065% |
2014年1月7日 | 0.072% | 0.130% | 0.060% |
2014年6月2日 | 0.067% | 0.135% | 0.050% |
2014年6月24日 | 0.066% | 0.135% | 0.055% |
2014年7月10日 | 0.064% | 0.135% | 0.030% |
2014年8月14日 | 0.068% | 0.135% | 0.040% |
2014年9月18日 | 0.068% | 0.135% | 0.055% |
2014年10月17日 | 0.059% | 0.135% | 0.030% |
次に2014年10月の固定金利型の金利動向を予測してみましょう。長期金利は2014年10月17日に0.475%と驚くほどの低金利を記録しました。長期金利がここまで急落すると、さすがにどの銀行も金利引き下げに踏み切ると考えるのが自然な状況です。もちろん、月末にかけて長期金利が急激に上昇した場合、据え置きになる可能性も十分にありますね。
このような動きを見せていますので、10年固定以上の固定タイプの住宅ローン金利は引き下げが期待できます。
もし住宅ローン借り換えを検討されていたり、どの銀行の住宅ローンにするか迷っている人は、引き続き、迷わず申し込みしておくと良いタイミングと言えますね。
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