2014年9月は、変動金利ではイオン銀行が0.570%、ソニー銀行が0.539%(変動セレクト住宅ローン・頭金10%以上の場合)の超低金利を提供、長期金利でもフラット35が過去最低金利を更に更新しました。これまでの住宅ローンの歴史の中で最も低い金利の月と言われた8月を更に更新し、住宅ローンユーザにとっては非常に良い月となりました。
そんな9月の残すところ10日程度。タイミングを逃した人、住宅購入スケジュールの都合上9月に借り入れる事が出来なかった人にとって気になるのは、2014年10月の住宅ローン金利。さっそく金利動向を予測してみましょう。
まず、変動金利からです。先日のこちらの記事でも紹介させていただいた指標(無担保コールレート(オーバーナイト物))の金利を確認すると、平均値は横ばい、最適金利はやや上昇しています。さすがに下げ止まりを見せていますね。7月、8月、9月とほぼ横ばいの値動きです。
この金利動向からみると、変動金利は基本的に据え置きになる可能性が高いと言えるでしょう。このような市場金利は参考になりますが、変動金利についてもはや各銀行の判断で上げ下げされているような状況ですが、周辺状況としては金利上昇要因になるものは特段ありませんので、基本的には変動金利はこの低金利のまま、据え置きと考えて良いでしょう。
■ 無担保コールレート(オーバーナイト物)の金利推移
平均 | 最高 | 最低 | |
2013年1月4日 | 0.075% | 0.150% | 0.060% |
2013年6月3日 | 0.074% | 0.145% | 0.065% |
2014年1月7日 | 0.072% | 0.130% | 0.060% |
2014年6月2日 | 0.067% | 0.135% | 0.050% |
2014年6月24日 | 0.066% | 0.135% | 0.055% |
2014年7月10日 | 0.064% | 0.135% | 0.030% |
2014年8月14日 | 0.068% | 0.135% | 0.040% |
2014年9月18日 | 0.068% | 0.135% | 0.055% |
次に2014年10月の固定金利型の金利動向を予測してみましょう。以下は、この1ヶ月での長期金利の推移グラフです。固定金利型の住宅ローン金利に影響を与える長期金利(10年もの国債)は上昇している事がわかりますね。
このような動きを見せていますので、10年固定以上の固定タイプの住宅ローン金利はやや引き上げになる事が予想されます。
引き上げといっても、7月・8月程度の水準に戻る程度と考えて良いでしょうから、引き続き、低金利水準が維持されると考えて良さそうです。
もし住宅ローン借り換えを検討されていたり、どの銀行の住宅ローンにするか迷っている人は、引き続き、迷わず申し込みしておくと良いタイミングと言えますね。
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