住信SBIネット銀行は2016年3月末でのフラット35の事務手数料割引キャンペーンを終了し、2016年4月1日よりフラット35金利の引き下げを実施しました。
今回の引き下げにより
■住宅ローンの返済口座に住信SBIネット銀行の口座を指定した場合
借入金額の1.08%
■住宅ローンの返済口座に住信SBIネット銀行以外の口座を指定した場合
借入金額の1.62%
となります。
ARUHIのフラット35は一律で事務手数料が2.20%となっていますが、楽天銀行については住宅ローンの返済口座に楽天銀行の口座を指定した場合は0.756%~(新規借り入れは1.08%)となり、借り換えでのフラット35利用時は楽天銀行が優位となっています。
また、返済口座はフラット35借り入れ銀行以外を指定した場合、住信SBIネット銀行は1.62%ですが、楽天銀行は1.430%となっています。
こちらも楽天銀行が若干リードとなっています。
ただし、ARUHI同様にフラット35の事務手数料を2.20%とする金融機関が一般的であり、住信SBIネット銀行はそれらと比べるとコスト優位性があると言えるでしょう。
一方で、住信SBIネット銀行のフラット35の特徴は八疾病保障が付与できることでしょう。 フラット35といえば、団信を任意で付帯できることは一般的に知られていますが、八疾病保障を付帯できる金融機関は多くありません。 団信ではカバーされない先進医療への保障が欲しい方は、住信SBIネット銀行のフラット35を検討する価値は十分にあると言えるでしょう。
なお、フラット35の金利は低下を続けており、この5年で1%程度金利が低下しています。
もし、5年以上前にフラット35の借り入れをされている方は、フラット35からフラット35への借り換えを検討してもよいかもしれません。
フラット35間の借り換えは一般的に知られていませんが、借り換え可能な仕組みとなっています。
フラット間の借り換えについては当サイトの「フラット35借り換え比較」もぜひ参考にしていただければと思います。