東京カンテイが12月21日に発表した2016年11月の首都圏の中古マンション平均価格(70平方メートル換算)によると、価格は3,547万円となりマイナス2%となり、11ヶ月ぶりの下落となりました。
都県別で見ると、東京都(前月比-0.9%、4,809万円)、神奈川県(前月比+1.5%、2,765万円)、埼玉県(前月比+1.3%、2,086万円)、千葉県(前月比-0.7%、1,908万円)となっています。
東京都23区では前年比+0.7%、5,281万円、都心6区では前月比+3.1%の7,266万円と反転上昇しています。東京23区では2016年6月に過去最高値の5,287万円を記録していますが、この価格に迫る水準となっています。
値上がり幅を前年比で見ると、東京23区での4.3%、都心6区では3.0%となっており、前年比の値上がり幅が急激に縮小しています。
東日本不動産流通機構の調べによると、都心部マンションの売却にかかる日数(成約日数)が長期化するなどの動きもあり、今後の動向には注視が必要です。
同じ東京カンテイの平成27年の調べでは、東京都の中古マンションの年収倍率は8.57倍となっており、政府は平成4年に「生活大国五カ年計画」で「大都市圏でも年収の5倍程度で取得可能に」とした目標から大きく乖離しているとともに、年収の7倍まで借り入れ可能と言われてることから、頭金を物件価格の20%程度貯めないと住宅ローン審査に通らない水準となっており、勤労にとり、東京都でマンションを購入するはかなりハードルが高いと言えます。
ここで、中古住宅のメリットをおさらいしてみましょう。
①新築住宅にくらべ価格が割安
一般的に20-30%程度割安とされています。住宅価格は築後10年程度の下落が大きくその後の下落率がなだらかになる傾向があります。
割安に購入した中古住宅をリフォームしても新築よりも割安になる点が注目です。
なお、現在多くの銀行ではリフォーム費用も借り入れ可能な住宅ローンを提供しています。
当サイトご紹介の銀行だと下記の銀行が取り扱いをしています。
ソニー銀行 中古マンションでのリフォーム費用が住宅ローンとして借り入れ可能
イオン銀行 中古マンション・中古戸建てでのリフォーム費用が住宅ローンとして借り入れ可能
ARUHI フラット35リノベを取り扱い中
②消費税が課税されない一方で住宅ローン控除が受けられる
新築住宅では土地代は非課税ですが、建物に対して消費税か課税されます。しかし、中古住宅については消費税の課税対象外となっています。一方で、新築住宅と同様に住宅ローン控除が受けられます。
③実物を内覧でき居住開始後の生活がイメージしやすい
④物件数が多い
近年では、住宅の不正建築問題を受け、瑕疵担保責任保険や住宅診断の仕組みが確立しており、より安心して中古マンションを購入できる環境が整いつつあります。
当サイトで紹介している住宅ローンはすべて中古住宅での借り入れも可能です。
是非、中古住宅購入の検討、借り換え時に当サイトを活用し住宅ローン比較を行ってみてください。
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