円安の流れが止まりません。
市場が常に行き過ぎるものであり、今回の円安局面もどこまで円安が進むのか目が離せません。
この円安の金利の影響ですが、基本的には円安の進行は金利が上昇します。
これは円安によりガソリン、電気や輸入品の価格上昇により物価が上昇するためです。
ご存じのように現在日本では日銀が物価上昇2%という目標を掲げて大規模な金融緩和をしていますが、円安による物価高はこの目標により近づくことになります。
当然のことではありますが、物価が2%上昇するということは金利が同じ幅で上昇する可能性はあります。
日本においては膨大な財政赤字があるため急激な金利上昇は許容できないという状況もあり、政府も日銀も急激な金利上昇をなんとしても抑え込もうとするでしょう。
しかしながら、2%の物価上昇が達成した暁には、長期金利が1%台に達することは間違いないでしょう。
こうした長期金利が実現した場合には住宅ローン金利はどうなるのでしょうか?
2009年5月の長期金利は1.5%程度でした、この際のソニー銀行の住宅ローン金利をご紹介したいと思います。
変動金利;1.661%
10年固定金利;2.269%
20年固定金利;2.558%
35年固定金利;2.664%
2014年9月のソニー銀行の適用金利と比較して、0.8%高い金利となっています。
住宅ローン借り入れ後に金利が変わらなかったとすると、変動金利1.661%で借り入れをすると、毎月の返済額は¥109,946であり、総返済額は¥46,182,846です。
一方で2014年9月の適用金利である、0.889%で借りた場合には、毎月のご返済額は¥96,999であり、¥40,742,047です。
長期金利がさらに上昇し、2.5%となると住宅ローンに掛かる金利への利息が雪だるま式に増えるため、総返済額も急増します。
いかがでしょうか?
円安は海外旅行に不利になるだけではありません。ぜひ為替市場も意識しながら住宅ローン選び・借り換えを行っていきましょう。
なお、当サイトではドル円で120円突破を予想しています。
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